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白水ロコ 蟷螂

白水ロコ  「中谷ゆうこ・白水ロコ2人展」
        (豊田画廊10月28日(水)~11月3日(火))

豊田市駅近くにある豊田画廊で、白水(しろうず)ロコさんが中谷ゆうこさんと2人展を行っていた。
画廊を入ると、中谷さんのクリップチェーンでぶら提げられた、まあるい提灯インスタレーションが目に入った。壁には、同じく中谷さんの渦を巻いたクリームの塊の絵画が並んでいる。
2015ファンデ中谷
<※注:2015.1月のファンデナゴヤ No ART! No Life!の作品より>

 部屋の奥の床には、白水ロコさんの蟷螂(カマキリ)が、ぺたりと座っていた。白水さんの作品は、森の中に住む動物やら虫やらをモチーフにして、妖精を思わせる姿に仕上げる事が多い。鮮やかな色を使ったカラフルなものが記憶に残っている。でも今回は、グッとおとなし目の黒いカマキリ、仕草からはメスなのだろう。落ち着いた雰囲気は、オスをいただいた満腹感?視線が上を(?)向いている様にも見えて、愛嬌のある顔だ。
1103白水カマキリ
「黒い色を使って」みたかったので、この様な色合いにしたそうなのだが。頭の上の2本の触覚は、「自宅にある木の枝を使いました」
 「中谷さんとの2人展なので」作品同士の色合いのバランスも考慮して、この黒い蟷螂を出展したそうだ。


作品や資料を見ていたら、白水ロコさんが中谷ゆうこさんと画廊に入って来た。見ると白水さんの口元から頬のあたりが何かおかしい。傷の様なものが見える。交通事故とか何かでけがでもされたのか、直接聞くのも気が引けて声を掛けられず、まじまじと見てしまった。
1103白水ロコ
    「ハロウィーンの仮装なんです」
そう、その日は、ハロウィーンだった。駅前周辺で仮装イベントがあり、そこに「口裂け女」で参加していたらしい。朝から、「化粧品やボンドなどを使って」口裂けをメイキングしていたのだと。傷が妙にリアル。頬に「★」など貼ってくれると仮装っぽくてわかりやすいけど。
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