現代美術in豊川2015 《豊穣なるもの》アーティスト・トーク(高木こずえ
現代美術in豊川2015 《豊穣なるもの》
豊川市桜ケ丘ミュージアム・豊川信用金庫旧いなり支店・古民家(2015.1/17-2/22)
アーティアスト・トーク(1)高木こずえ《琵琶島》
1/17(土)13:00~ 桜ケ丘ミュージアム・1F でありましたアーティスト・トークの中から、高木こずえさんのトークを掲載します。「現代美術in豊川2015 《豊穣なるもの》」ポスター&チラシにある女性・横姿写真の作者ですね。
高田さんのプロフィールをネットで見ますと、
『高木こずえ/写真家
1985年長野県生まれ。2007年東京工芸大学写真学科卒業。ストレートフォトグラフィからデジタルコラージュまでシリーズ発表毎に変化を遂げ、異なる視覚世界を切り拓く潜在的エネルギーと、多様な表現力が評価されている。2006年キヤノン写真新世紀グランプリ、エプソン・カラーイメージングコンテスト準グランプリ受賞。2009年VOCA展府中市美術館賞受賞。2010年第35回木村伊兵衛写真賞、第15回信毎選賞受賞。国内外にて個展、グループ展多数参加。』
となっていて、中々華々しいものがありますね。
今回の展示タイトルは、《琵琶島》となっていて、長野県(高木さん在住)の琵琶島遺跡から取った名称だそうです。
現代美術in豊川は、基本、写真撮影OKですが、高木さんの展示はNGです。作家本人を撮影した写真のみ掲載します。話言葉そのままの文字起こしで判りづらい面もありますが、作家の雰囲気をそのまま伝える為に、編集せずに載せています。
-------<トーク>------------
こんにちは、高木こずえと言います。宜しくお願いします。
私は今長野県に住んで、主に写真を使った制作をしています。今回展示した写真も多くは長野県で撮ったもので、私が住んでいる所は、長野の北の中野市なんですが、そこに琵琶島遺跡がありまして、その場所から強い印象を受けて制作をしたので、作品シリーズ全体の名前としては、琵琶島というタイトルを付けています。

この作品は、大きく四つの部分に分かれています。
一番目はスナップショット、二番目がコラージュ写真、三番目が記録写真、四番目がセットアップ写真という風になっています。ひとつづつ説明していきます。
例えばこれは、スナップ写真ですが、特に自分でこういう事を表現したくて撮るという始まりでなくて、歩き回りながら自分の気になったものをどんどん撮って行くという方法で撮っています。
次の二番目のコラージュ写真というのは、これとかこれとか一番奥の写真で、何枚かの写真を組合せて一枚の写真にしています。これだと、3枚の写真からこの部分とこの部分とここの部分というふうに、写真を切り貼りしてひとつのイメージを作っています。
3番目の記録写真というのは、この壁ではこれなんですけど、撮影用に自分で衣装を作っているんですけど、ま、衣装とか自分が作ったものを記録的に撮影していると言うものが、3番目の記録写真になります。
4番目のセットアップ写真というのは、こういう写真で、自分がこういうものを撮りたいというイメージがあって、それを写真にする為に作り込んで、モデルの人にお願いして、写真を撮っています。
この今言った四つが組み合わさって、全体の琵琶島という作品になっているんですけど、それぞれの関係性を説明すると、まず、いつも最初にスナップを撮ります。その沢山あるスナップ写真を組合せて、2番目のコラージュ写真というのを作っています。なのでこのスナップで撮った写真が、コラージュだと、この中のここの部分に、入っていたりするんです。で、このコラージュ写真、今何枚もあるんですけど、ホントは縦12m×横3~4mくらいのすごく大きな一枚の作品を作っていて、それはこういうスナップ写真を大体300枚くらい組合せて作ったものになっています。でその部分を切り出してきて、今回は同じ大きさで展示しています。で、3番目の記録写真は、ちょっと飛ばして、4番目のセットアップ写真について説明すると、その前に取っていたスナップ写真とかコラージュ写真というものを見て、そこから自分で、イメージしたものを写真にしています。

(※右端に高木さんの手が見えます)
これの場合だと、この写真を見て、人が立っていて、これはミカンの皮なんですけど、で、これは落ちていた木の枝みたいなやつ、で、バラバラな写真なんですけど、こう切り取った時に、これが一枚の写真の様に見えて、で、コラージュによって生み出されたイメージを、現実世界(に)自分で作り出して撮影したいと思って、

で、モデルの人にお願いして、これをまねして、こういう写真を撮っています。これを撮る為に作ったのが、さっきの記録写真でいってた衣装の写真、あれを、これを撮影する為に、ここから発想して、作って、これを着てもらって、この写真を撮ってます。
ま、こんな感じの関係で、いつも壁にそれぞれ展示していて、ま、大きく言うと、下の段はわりとスナップ写真が多くて、そこからコラージュ写真、記録写真、上の方に行くとセットアップした写真、という風に積み重なる様にして、展示をしています。で、全体として、遺跡の様な、いろんな写真が積み重なってひとつの遺跡みたいになっているという、そんな展示になっています。
ありがとうございました。
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豊川市桜ケ丘ミュージアム・豊川信用金庫旧いなり支店・古民家(2015.1/17-2/22)
アーティアスト・トーク(1)高木こずえ《琵琶島》
1/17(土)13:00~ 桜ケ丘ミュージアム・1F でありましたアーティスト・トークの中から、高木こずえさんのトークを掲載します。「現代美術in豊川2015 《豊穣なるもの》」ポスター&チラシにある女性・横姿写真の作者ですね。
高田さんのプロフィールをネットで見ますと、
『高木こずえ/写真家
1985年長野県生まれ。2007年東京工芸大学写真学科卒業。ストレートフォトグラフィからデジタルコラージュまでシリーズ発表毎に変化を遂げ、異なる視覚世界を切り拓く潜在的エネルギーと、多様な表現力が評価されている。2006年キヤノン写真新世紀グランプリ、エプソン・カラーイメージングコンテスト準グランプリ受賞。2009年VOCA展府中市美術館賞受賞。2010年第35回木村伊兵衛写真賞、第15回信毎選賞受賞。国内外にて個展、グループ展多数参加。』
となっていて、中々華々しいものがありますね。
今回の展示タイトルは、《琵琶島》となっていて、長野県(高木さん在住)の琵琶島遺跡から取った名称だそうです。
現代美術in豊川は、基本、写真撮影OKですが、高木さんの展示はNGです。作家本人を撮影した写真のみ掲載します。話言葉そのままの文字起こしで判りづらい面もありますが、作家の雰囲気をそのまま伝える為に、編集せずに載せています。
-------<トーク>------------
こんにちは、高木こずえと言います。宜しくお願いします。
私は今長野県に住んで、主に写真を使った制作をしています。今回展示した写真も多くは長野県で撮ったもので、私が住んでいる所は、長野の北の中野市なんですが、そこに琵琶島遺跡がありまして、その場所から強い印象を受けて制作をしたので、作品シリーズ全体の名前としては、琵琶島というタイトルを付けています。

この作品は、大きく四つの部分に分かれています。
一番目はスナップショット、二番目がコラージュ写真、三番目が記録写真、四番目がセットアップ写真という風になっています。ひとつづつ説明していきます。
例えばこれは、スナップ写真ですが、特に自分でこういう事を表現したくて撮るという始まりでなくて、歩き回りながら自分の気になったものをどんどん撮って行くという方法で撮っています。
次の二番目のコラージュ写真というのは、これとかこれとか一番奥の写真で、何枚かの写真を組合せて一枚の写真にしています。これだと、3枚の写真からこの部分とこの部分とここの部分というふうに、写真を切り貼りしてひとつのイメージを作っています。
3番目の記録写真というのは、この壁ではこれなんですけど、撮影用に自分で衣装を作っているんですけど、ま、衣装とか自分が作ったものを記録的に撮影していると言うものが、3番目の記録写真になります。
4番目のセットアップ写真というのは、こういう写真で、自分がこういうものを撮りたいというイメージがあって、それを写真にする為に作り込んで、モデルの人にお願いして、写真を撮っています。
この今言った四つが組み合わさって、全体の琵琶島という作品になっているんですけど、それぞれの関係性を説明すると、まず、いつも最初にスナップを撮ります。その沢山あるスナップ写真を組合せて、2番目のコラージュ写真というのを作っています。なのでこのスナップで撮った写真が、コラージュだと、この中のここの部分に、入っていたりするんです。で、このコラージュ写真、今何枚もあるんですけど、ホントは縦12m×横3~4mくらいのすごく大きな一枚の作品を作っていて、それはこういうスナップ写真を大体300枚くらい組合せて作ったものになっています。でその部分を切り出してきて、今回は同じ大きさで展示しています。で、3番目の記録写真は、ちょっと飛ばして、4番目のセットアップ写真について説明すると、その前に取っていたスナップ写真とかコラージュ写真というものを見て、そこから自分で、イメージしたものを写真にしています。

(※右端に高木さんの手が見えます)
これの場合だと、この写真を見て、人が立っていて、これはミカンの皮なんですけど、で、これは落ちていた木の枝みたいなやつ、で、バラバラな写真なんですけど、こう切り取った時に、これが一枚の写真の様に見えて、で、コラージュによって生み出されたイメージを、現実世界(に)自分で作り出して撮影したいと思って、

で、モデルの人にお願いして、これをまねして、こういう写真を撮っています。これを撮る為に作ったのが、さっきの記録写真でいってた衣装の写真、あれを、これを撮影する為に、ここから発想して、作って、これを着てもらって、この写真を撮ってます。
ま、こんな感じの関係で、いつも壁にそれぞれ展示していて、ま、大きく言うと、下の段はわりとスナップ写真が多くて、そこからコラージュ写真、記録写真、上の方に行くとセットアップした写真、という風に積み重なる様にして、展示をしています。で、全体として、遺跡の様な、いろんな写真が積み重なってひとつの遺跡みたいになっているという、そんな展示になっています。
ありがとうございました。
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