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ファン・デ・ナゴヤ2016 『日本 家』

ファン・デ・ナゴヤ美術展2016
期間: 2016年1月8日(金)〜1月24日(日)
場所: 名古屋市民ギャラリー矢田
今回は、二つのプロジェクトが展示を行っています。そのひとつが、
<<記憶のはがし方プロジェクト『日本 家』>>です。
(企画・出品:鷹野健、阿部大介)

4階の展示室入ると、部屋いっぱいに青い家が建っていた。
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家の形の骨組みに、奇妙な青いシート状のものが張り付いていますが、これは、版画技法のひとつである“はがし刷り”という方法で作られたそうです。
今はもう住む人のいない家屋の外壁に、青いインクを塗り、その上に樹脂(ボンドの様なもの)を塗って、完全に乾いたら、壁から薄い樹脂の層を剥がします。表皮の様に薄く固まった樹脂は、青インクも付着させながら外壁の細かな凹凸を写し取り、その質感や痕跡を見せてくれます。
外から見ると何だかよくわかりません。外側は、塗った樹脂の外表面なので、つるっとしているだけです。外壁の表面を写し取った側を見るには、青い家の中に入ります。
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結構、大きいですが、実際の家よりも縮小したサイズだそうです。屋根部分が、四角いモザイク状になっているのは、瓦から剥がした部分だからですね。
窓ガラスのデザイン面の凹凸や、窓下のタイル張りの壁も見えています。一部の壁が白っぽいのは、何か裏打ちしているのか、それとも固まった樹脂を剥がす時、壁のモルタルも少々くっついたのでしょうか。
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家の中から、家の外壁を眺める事になり、ちょっと奇妙な感じもします。

はがし刷りの元になった家が、これです。
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「はがし刷り」技法の説明もありました。対象物にインクを塗って・・・
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樹脂を塗って、それが乾いたら剥がして・・・
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出来上がり(元が凸型、剥がした樹脂が凹型)・・・
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この作品制作はかなり大変だった様で、完成は、美術展の開始後、4日目だったそうです。
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1月10日(日)には、ナディアパークの7th Cafe で 『deep nightアートを話そう「記憶のはがし方プロジェクトをめぐって』があり、作品制作の考え方や制作状況などの話を聞きました。
司会の田中さんと阿部さん(右)、鷹野さん(中央)
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現地での作業風景: 家の外壁に青インクを塗り、その上に樹脂を塗る。乾いたら剥がす。
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ご苦労様でした。
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