アーツチャレンジ2016水野里奈
アーツチャレンジ2016
期間: 2016年2月23日(火)〜3月6日(日)
※2月23日(火) 見学ツアー 14:00-15:30
場所: 愛知芸術文化センター
水野里奈 : 《繋がりをもって絵画を構築すること ―アノ味はこの風景―》
水野さんの絵のキーワードとなるのは、中東の細密画(装飾性)/水墨画(筆致)/キャンバス地(無着色)、そしてそれらが重層的に織りなす複雑さ。多視点表現と目の錯覚による、『見ても見きる事の出来ない』作風が特徴だ。
[Capture] 味覚から絵画へと反映させる試み

「普段こういった絵画を描いているんですけども、最初にモチーフがあったり、こう描こうと決めるわけでなく、いろんな要素を(思いつくまま、組合せて)描いています」
《FLAVOR》

《SCENT》

「今回は一個何か軸になるものを(決めて)作ったらどういう事になるか、を試しました。普段、絵を描くときは、下書きとか完成度を決めない代わりに、音楽を聞い(てそのイメージを浮かべ)たり、食べ物の持つイメージを(参考にする)というのがあります」
「ここにふたつ飴の瓶があります。これはデザインと味を決めて、特注したものです。飴の中央に書いてある言葉、「FLAVOR」と「SCENT」(香り)は、絵画の題名になっています。それを食べながら一枚の作品を描いたのですが、会場に来ていただいた方にも食べてもらって、どう感じるだろうか、という試みです」
「FLAVOR」

「SCENT」

「中東の細密画と言うのがあるんですけど、王様とか肖像がすごく細かく描いてあるものがあるんですけど、そういう細かさだったり。それから普通、キャンバス地というのは、“白“なんですが、私は白い顔料が付く前のものを取りよせ、それによって、描かないところも描くという意識を持って、(キャンバス地そのものも)絵の要素に入れた作品を作ってきました」

「味覚と言うのは結構、感覚的なものだと思うんですけど、直接その場で体験できるという事なので、制作過程の合間の状態を体験できる様な感じです」
「こちら《FLAVOR》は、ライチ味で、《SCENT》は、ヨーグルト味です」

Q1)いろんなものが(モチーフ)描かれているが、どの様にして集めて来るのですか?
「描いてある、例えばソーサだったり花瓶だったりは、実際には(目の前には)無いんです。制作する場所のひとつの壁に、ポストカードだったり、自分の好きなものを沢山飾ってあります。それらを週に一回、替えたりして、制作する環境にしています。視界に入って来るのが沢山あるので、そういうものが(絵を描く時に)出てくるのかもしれないです」
Q2)身のまわりにそういうものが置いてあるという事ですか
「そうですね、ほんとに描きながら、絵を決めていくので、自分でも完成図がどうなって行くのか、探り探りの状態なんです」
-水野さんの作品を見ていると、楽しみながら制作しているなと感じるんですけど。
「そうですね、自分にあった形を出しながら」
-好きなものを壁に貼ってある、そういう制作環境なのですが、それを厳密に写し取るわけでなく、好きなものに囲まれて好きなものを描いて行く、素直な感じがして、見ていて気持ちが良くなる作品です。
「色にはこだわりがあって、全部チューブからのままの色は使っていなくって、制作する前に、30分~1時間、色を(混ぜ合わせて)全部オリジナルで作ってから描きます。ほんとにちゃんと納得した色で、納得した場所に置いて描いています」
期間: 2016年2月23日(火)〜3月6日(日)
※2月23日(火) 見学ツアー 14:00-15:30
場所: 愛知芸術文化センター
水野里奈 : 《繋がりをもって絵画を構築すること ―アノ味はこの風景―》
水野さんの絵のキーワードとなるのは、中東の細密画(装飾性)/水墨画(筆致)/キャンバス地(無着色)、そしてそれらが重層的に織りなす複雑さ。多視点表現と目の錯覚による、『見ても見きる事の出来ない』作風が特徴だ。
[Capture] 味覚から絵画へと反映させる試み

「普段こういった絵画を描いているんですけども、最初にモチーフがあったり、こう描こうと決めるわけでなく、いろんな要素を(思いつくまま、組合せて)描いています」
《FLAVOR》

《SCENT》

「今回は一個何か軸になるものを(決めて)作ったらどういう事になるか、を試しました。普段、絵を描くときは、下書きとか完成度を決めない代わりに、音楽を聞い(てそのイメージを浮かべ)たり、食べ物の持つイメージを(参考にする)というのがあります」
「ここにふたつ飴の瓶があります。これはデザインと味を決めて、特注したものです。飴の中央に書いてある言葉、「FLAVOR」と「SCENT」(香り)は、絵画の題名になっています。それを食べながら一枚の作品を描いたのですが、会場に来ていただいた方にも食べてもらって、どう感じるだろうか、という試みです」
「FLAVOR」

「SCENT」

「中東の細密画と言うのがあるんですけど、王様とか肖像がすごく細かく描いてあるものがあるんですけど、そういう細かさだったり。それから普通、キャンバス地というのは、“白“なんですが、私は白い顔料が付く前のものを取りよせ、それによって、描かないところも描くという意識を持って、(キャンバス地そのものも)絵の要素に入れた作品を作ってきました」

「味覚と言うのは結構、感覚的なものだと思うんですけど、直接その場で体験できるという事なので、制作過程の合間の状態を体験できる様な感じです」
「こちら《FLAVOR》は、ライチ味で、《SCENT》は、ヨーグルト味です」

Q1)いろんなものが(モチーフ)描かれているが、どの様にして集めて来るのですか?
「描いてある、例えばソーサだったり花瓶だったりは、実際には(目の前には)無いんです。制作する場所のひとつの壁に、ポストカードだったり、自分の好きなものを沢山飾ってあります。それらを週に一回、替えたりして、制作する環境にしています。視界に入って来るのが沢山あるので、そういうものが(絵を描く時に)出てくるのかもしれないです」
Q2)身のまわりにそういうものが置いてあるという事ですか
「そうですね、ほんとに描きながら、絵を決めていくので、自分でも完成図がどうなって行くのか、探り探りの状態なんです」
-水野さんの作品を見ていると、楽しみながら制作しているなと感じるんですけど。
「そうですね、自分にあった形を出しながら」
-好きなものを壁に貼ってある、そういう制作環境なのですが、それを厳密に写し取るわけでなく、好きなものに囲まれて好きなものを描いて行く、素直な感じがして、見ていて気持ちが良くなる作品です。
「色にはこだわりがあって、全部チューブからのままの色は使っていなくって、制作する前に、30分~1時間、色を(混ぜ合わせて)全部オリジナルで作ってから描きます。ほんとにちゃんと納得した色で、納得した場所に置いて描いています」
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